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ECサイト改善の最終ステップ:PDCAサイクルで成果を定着させる

これまでの記事では、流入対策コンバージョン改善について解説してきました。今回は、それらを継続的に改善していくための「PDCAサイクル」について取り上げます。

ECサイトの運営は「やりっぱなし」では成果が定着しません。分析ツールを使って振り返り、次の施策に活かすという流れを仕組みとして組み込むことが重要です。

PDCAとは:改善を続けるための仕組み

PDCAとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)の4段階を繰り返し、業務や施策の精度を高めていく考え方です。EC運営においては、サイトの集客から購入までの一連の流れを、定期的に点検・修正していくことを指します。

たとえば、新しい広告施策を打った際に「訪問数は増えたが、購入率は上がらなかった」といった場合、その原因を分析し、次の改善につなげる。これがPDCAの基本的な動きです。

要素分解で目的を見失わない

PDCAを形だけ回しても成果は出ません。重要なのは、「何を目的にして、その取り組みを行うのか」を明確にすることです。

ECサイトでは、アクセス数・クリック率・カート投入率・購入率といった複数の指標が絡み合います。これらを「要素分解」し、それぞれの数値をどのように改善したいのかを明確にすることで、施策の焦点がぶれず、検証がしやすくなります。

たとえば、「購入率を上げたい」という場合でも、「商品ページの滞在時間を延ばしたい」のか「決済ページでの離脱を防ぎたい」のかで取るべき行動はまったく異なります。目的と手段を混同しないために、要素分解による設計が欠かせません。

実務でつまずきやすいポイント:経験の浅い担当者への支援

PDCAの考え方は理解できても、「具体的に何をすればいいのか」が分からないというケースは少なくありません。特に、Web担当者が兼任や異動で新任となる中小企業では、「データを見ても、どの数字をどう評価すればいいのか」が分からず、行動に移せないという課題がよく見られます。

当社では、単に改善策を代行するのではなく、担当者の方と一緒に画面を見ながら、どの数値をどう読み取るのかを共有し、「自分たちで判断できる状態」になることを目指しています。伴走しながらノウハウを蓄積していただくことで、社内でPDCAが自走するようになることが理想です。

PDCAサイクルで、成果を定着させる

EC運営は、一度の改善で終わりではなく、「試して、見直して、また試す」という地道な繰り返しの中で安定していきます。 そのサイクルを止めずに回し続けることが、長期的な成果の鍵です。

重要なのは、「データを見て判断する」という習慣を組織に根づかせること。数値をもとに改善を繰り返す文化が根づけば、担当者が変わっても、会社としての学びが蓄積していきます。

まとめ:伴走支援で、PDCAを社内に定着させる

ECサイト改善は、PDCAを通じて初めて成果が定着します。とはいえ、最初から完璧に自社だけで回すのは難しいものです。当社では、クライアント担当者と一緒に現場で確認を重ねながら、PDCAの思考と手法を定着させていく「伴走支援」を行っています。

単なる代行ではなく、データを一緒に読み解きながら「自走できる仕組み」をつくることが私たちの目指す支援のかたちです。 EC運営のPDCAに課題を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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