ECサイト運営で大切なのは「人に来てもらうこと」と「来た人に買ってもらうこと」。
前回のブログでは、クラスター分析・バスケット分析を取り上げ、顧客理解の重要性を解説しました。今回はさらに視点を広げ、「流入対策=どうやってサイトに来てもらうか」に焦点を当てます。さらに、その施策がうまくいっているかをGoogle Analytics(GA)でどう把握できるかを、初心者向けにわかりやすく解説します。
流入対策の基本(外部からの集客)
検索エンジン(SEO対策)
検索キーワードで上位表示されるよう、コンテンツやサイト構造を最適化。記事や商品ページが流入の入口になります。
リスティング広告・SNS広告
即効性のある流入手段。広告費と流入効果のバランスを見極める必要があります。
SNS発信(Twitter, Instagram, TikTok等)
認知拡大やファン形成に有効。特に画像・動画での訴求が成果につながります。
メールマーケティング
既存顧客の再来訪を促す代表的な手段。リピーター育成に有効です。
外部メディア・ブログからの被リンク
第三者による紹介記事はSEO効果も期待でき、信頼性の高い流入を生み出します。
Google Analyticsでのチェック方法
集客レポートで流入経路を確認
GAの「集客」レポートでは以下の流入元が確認できます。
- Organic Search(自然検索)
- Paid Search(広告経由)
- Social(SNS経由)
- Referral(外部サイトリンク)
- Direct(直接URL入力)
流入数だけでなく、滞在時間や直帰率も合わせてチェックしましょう。
ランディングページ分析
どのページからユーザーが入ってきたかを把握。広告やSEO記事の効果を測定できます。
キャンペーンパラメータ(UTM)の活用
広告やSNS投稿にパラメータを付ければ、どの施策が成果につながったかを正確に追跡できます。
成功・失敗を判断するポイント
- 成功のサイン
- 流入経路ごとのユーザー数が増えている
- 新規ユーザー比率が高まっている
- 広告やSNS施策後にセッション数が上昇
- 失敗のサイン
- 広告費をかけても流入が増えない
- 流入はあるが直帰率が高い(広告内容とサイトの不一致)
- SNS施策のシェアやクリックが少ない
まとめ
流入対策は「やりっぱなし」では意味がありません。
SEO、広告、SNSなどの施策を実施したら、必ずGoogle Analyticsで効果を測定し、良かったものを伸ばし、効果が薄いものを改善していくことが重要です。
当社では、単に施策を代行するのではなく、クライアント担当者と一緒に確認しながら進め、最終的には自社で自走できる体制づくりを重視しています。
👉 ECサイトの流入改善やGoogle Analytics活用について詳しく知りたい方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
